外国為替証拠金取引と商品先物取引の違い?


商品先物市場は、場立ちによる板寄せ、システムによる板合せにより、決められた時間帯で売り注文と買い注文の数が一致した価格で約定させます。3ヶ月先や1年先で、決められた価格で商品の受け渡しする取引で、また期日前であれば転売などができるため、差益を得る取引ともいえます。

これに対して、外国為替市場では24時間、相対で通貨ペアが取引されます。さらに「外国為替証拠金取引」は限月がなく、値洗いすることなくロールオーバーし、受け渡しを必要としない差益決済取引(オフセット)であるため、可能証拠金で差損をカバーできていれば、決済期日を気にすることなく、ポジションを保有し続けることができます。

「外国為替証拠金取引」と「商品先物取引」は、証拠金を預託してレバレッジを利かせたスペキュレイティブな取引である点は共通しますが、「外国為替証拠金取引」はマージンカットのルール化によって追加証拠金の請求がありません。また、ストップロス注文を組み合わせることで、リスクを許容できる資金を外貨で運用する取引です。


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