チョッと面白い市場関係者の視点を映す記事?


面白い表現でドル地合いを解説した新聞記事を目にしました。日本経済新聞 朝刊の「マーケットウオッチャー」がそれ。FXSPOT.NET 「為替の謎12」(6月30日UP)でeditorも掲載し、気になっていた市場関係者の見方を、スッキリとした記事にしてくれています。こういうタイプのコメントって割りと好きです。 その内容とは:

昨年秋以降、経常収支と財政収支という米国の「双子の赤字」が、ドル売りのあいさつ代わりになっていたが、ドル売り材料としての「賞味期限」が切れてきた。五月の貿易赤字が縮小した局面では、素直にドルを買い戻す動きがでてきた。

ここへきて、市場参加者が「新鮮味」を感じだしたのは、日本の経常収支の動向だ。日銀総裁が13日の記者会見で示した「回復の主役が外需から内需に変わりつつある」との認識に、一部のストラテジストは注目しだした。個人消費の伸びに裏打ちされて内需が持続的に拡大すれば、日本の経常黒字の縮小要因となり、「為替需給面から円買い・ドル売りの圧力が弱まる」というわけだ。

3カ月物でみた日米金利差は3.5%程度に広がり、日米金利差の拡大に注目する市場参加者も多い。半面、米長期金利は低位安定している結果、十年物国債利回りでみた日米の金利差は3%を下回ったままで、ドルの上昇余地にも限度があるとの見方もある。 「平成17年7月15日付 日本経済新聞 朝刊より一部抜粋」


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