どうして取引手数料を無料にできるの?


取引会社にとっての収益源は、取引手数料・スプレッド・スワップ金利です。3つのバランスを鑑みて、経営戦略に基づき掛ける比重を高くも安くも調整します。

薄利多売する量販店やディスカウントショップ、利便性の付加価値を提供することで値引きしないコンビニ経営、顧客獲得を最優先にコストを度外視した商品販売など、通常の商取引でも、マーケティング戦略による顧客サービスの違いが価格に反映されます。

外国為替証拠金取引業界には、証券系、短資系、商品先物系、独立系と色分けされる企業が市場参入しています。外国為替証拠金取引という単一商品だけを取り扱っている事業者もあれば、さまざまな金融商品のうちの一つとして提供する事業者もあります。経営・事業計画の一線上に、顧客に求める価格やコスト負担が、外国為替証拠金取引でも取引手数料の違いとなって現れます。

飛行機で同じ目的地へ行くために 「ファーストクラス」 それとも「エコノミークラス」 に搭乗するか?顧客が求める価値観と利用目的はさまざまです。外国為替証拠金取引において、単なる取引手数料の無料化という比較競争のほかにも、取引システムのバージョンアップや付加価値の高いサービスを提供することで、「コストの選択」 は顧客が「得られるメリット」のすみ分けにつながっていくものと思われます。


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