日本銀行と金融政策?


平成18年7月14日 金融政策決定会合で 「ゼロ金利政策解除」と 5年4カ月ぶりの金利復活 (2001年3月 量的緩和政策を導入して以来) により 『 日本銀行 』 が注目されていますが、 “日本銀行は何をしているの?”

日本銀行(日銀 / Bank of Japan)のホームページで 改めて確認すると : 日本銀行法第1条 「日本銀行は、中央銀行として(1)銀行券の発行 (2)物価の安定を図り、国民経済の健全な発展に資する (3)決済システムの円滑かつ安定的な運行を確保し、金融システムの安定に資する」

国債や手形の売買といった公開市場操作(オペレーション)や公定歩合操作などで、通貨および金融の調節を行う金融政策は、政策委員会の金融政策決定会合で決定されます。 日本銀行は日々の金融調節の金額や方法を決定し、資金の供給や吸収を行っています。

日本銀行が金融機関が保有する国債や手形を買えば、代金をその金融機関に支払うので、資金を供給することになり(資金供給のためのオペレーション)、逆に日本銀行が保有する国債を金融機関に売れば、資金を吸収することになります(資金吸収のためのオペレーション / 公開市場操作)。 手形や国債を担保とする貸出に適用する金利(公定歩合)や、金融機関が日本銀行に保有しなければならない預金の比率(預金準備率)を変更するといった金融の調節もあります。

金融政策決定会合 : 月に1~2回審議を行い、金融政策の方針を決定。 議決は9名の政策委員(総裁、2名の副総裁、6名の審議委員)による多数決によります。 [日本銀行 http://www.boj.or.jp]


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