同時に 「スプレッドZEROと手数料ZERO」?


「”手数料ZEROで、しかもスプレッドZERO” を同時にサービス提供する会社は現れるか?」 ・・・ こんな質問に ・・・ 『 たぶん、”YES” 』 ・・・ ほどほどの大口(*)で、しかも取引頻度が高い複数の顧客を抱える会社は、それら特定の顧客向けに “Wホワイト” ならぬ 「W-ZERO」 でのサービス提供もあるでしょう。 ヘッジ先金融機関からは、取引高に応じた “キックバック” を受け取るビジネスモデルです。 でも、もともと超大口顧客となれば、まずは信用力がもっとも高い銀行と直接取引をするでしょうが!? それよりも、(テクニカル的な詳細は避けますが) 証拠金を預け入れる形態から、「優良顧客をターゲットに与信枠の設定で取引」 が新たなサービスになるのでは・・・ ?

ところで、「ZERO」 には思わぬ落とし穴が ・・・ (a)モノポリー(monopoly)の進行による均一化、(b)FX会社が収益確保できないとなれば、スタッフの確保や取引システムのバージョンアップが中断され、結局は (c)小口で取引する一般投資家向けサービスの縮小と質の低下が余儀なくされることにつながりかねません。 「コストの負担」は、何ものにも代えがたいサービスの対価として考えるべきものかな ・・・ 『タダより高いものはない』 って言いますよネ! プレゼント戦略よりも、まずは、さまざまなメリットをパッケージ化する “オプション・プラン” が盛んになっていくのでは、と個人的には考えています。

(*) 前記述 「ほどほどの大口」とは、取引会社はあまりに大きなまとまった取引量で、しかも頻繁にヘッジするとなると、(1)インターバンク市場は株式市場のように指値注文の ” 板 ” でマーケットが構成されていることから、特定レートの数量(額)に限りがあること、また (2)相手先金融機関の許容枠も関係することから、逆に 「スプレッドZERO」 は難しくなるのでは ・・・ でも、そんな危惧も 「ロイターとCME(シカゴ・マーカンタイル取引所) が、日本でも “外為取引所” 開始」(NekkeiNet/7日) という 「ヘッジファンド、地方銀行、外国為替証拠金取引会社、商社などが参加」 という “マーケットの厚み” が解決してくれるかも!? 実は、「アンドロメダ・プロジェクト」との仮名で、友人が同様の企画を4年前に立案していたことを思い出しました。 ビジネス特許を申請しておけばよかったのにネ。


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