Part28


海外から来日するお堅い当局高官も、昼間は目いっぱい会合をこなし、夜のお伴はやっぱり同郷の友や同窓生を頼るもの!? あなたが海外に行けば、きっとそうするでしょう(?)
金融庁が進める外国為替証拠金取引(FX)行政で、モデルとなるのが(仮に)Y国。 Y国が歩んできた規制強化の流れや現在の業界をみれば、おのずと将来の日本のマーケットも見えてきます! ・・・ Y国では現在、FX取引する業者は数社。 それらの会社の資本金や当局への預託金の設定をみれば、ヤッパリそれなりの金額!  今回の “信託保全に一元化” 導入という流れは、実はすでに数年前からの既定路線(?) ・・・ そして、昨日Blogした 「保証状(L/G)」 に関する “続報” ですが、信託銀行からのL/Gは認められないようですが、FX業者の親会社からの保証は認める “カラクリ” が…? 
すなわち、FX取引(顧客資金)とは無関係な第三者的である親会社が、ヘッジ先へ与信するL/C(=letter of credit)は認めるため、バックに信用力のある親会社が控える業者は、それほど無理なく現状を維持できる(?) これもまた、一部の会社救済のために無理やり付けた “抜け道” にも思えてなりませんよね!?
(1) 顧客は、FX取引するために証拠金をFX業者に預け入れする
(2) FX業者は、顧客のFX取引をヘッジする金融機関へ証拠金を預託する
・・・ すなわち、”顧客の玉を金融機関へつなぐ” この流れで、”顧客の証拠金をそのままヘッジ先へ預託” に不自然さはなく、「顧客資産を担保にカバー先から金を借りているようなもの」という見方は、どこかおかしなもの。 L/Gが認められない “100%信託” は、万が一、ヘッジ先金融機関が破綻した場合、投資家保護は図られても、FX業者や親会社が100%リスクを負うスキームである気がします。
Y国でも当局の高官は、いわゆる一流大学の出身者で占められていて、彼らもまた海外出張すれば、滞在国で夜会うのは在住する出身大学の同窓生たち ・・・ “FXカフェ談話室” を読んでいただいてる方の中に、中・高校生の方はいないのかも? と勝手に思ってますが、たまたまこのBlogを目にしていたら、「大学のネットワークって大切ですよ。 ガンバレ受験生!」 とエールを贈ります。
// by Rumina
2009年2月10日


◇ ◆ ◇ ◆ ◇
“100%信託” を題材にした主なBlog = 「FXカフェ談話室」から ――
みなさんに、残念なお知らせです。 02/09/2009UP
… 金融庁はマジ、”L/G”(letter of guarantee) をFX業者に認めない雰囲気のようです!?
個人も知っておきたいFXへの規制のワナ? 02/08/2009UP
… 税制のダブルスタンダードはもともと投資家に不利な基準――。
記事―信託保全義務付・金融庁方針! 01/23/2009UP
… “FX: 業者規制を強化 信託保全義務付け…金融庁方針” という見出し。
信託義務づけ―金融庁方針(日経) 11/04/2008UP
… 店頭取引の存続の危機? なんか、公設市場への誘導策にも思えるのですが?
再申請 06/01/2007UP
… 顧客の資金を預かるという意味では「銀行業務に近い」ことから――。


TOPへ