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外国為替取引は、さまざまなリスクを認識したうえで、損失を拡大させないことが大切です。


為替変動リスク
買った (買い付けた/両替して手にする) 通貨の価値が上がれば為替差益を得ますが、下がれば為替差損が発生するリスク。 金曜日のNYK取引終了から月曜日早朝の取引開始までの “空白” の時間帯で、不測な事態が発生すると、思ってもいなかった損失が発生することもあります。週末を挟んでポジションを保有することには、大きなリスクが伴います。
外国為替証拠金取引では、通常の取引では追加証拠金は求められませんが、マージンカット (為替変動により預託証拠金では損失をカバーできず自動決済されること) が発生した場合 (経済指標の発表後や月曜日のオープニング時)、預け入れた証拠金以上の資金を追加負担することもあるリスク。また、マージンカットを回避してまで損失が発生しているポジションを保有継続しようとするときには、新たに証拠金を預託するリスクもあります。


金利変動リスク
金利の低い通貨や両建ポジションを保有するとき、スワップ金利の支払いが日毎発生し、しかもスワップ金利は日毎変動するリスク。
外国為替証拠金取引では、ニューヨーク時間午後5時 (日本時間午前6時) を跨いで保有ポジションを保持(決済の繰り延べ / ロールオーバー) すると、スワップ金利が発生します。ロールオーバーは、受渡日に合わせてフォワード取引がSPOT取引に加わり、資金の貸付と借り入れが行われることから、スワップ金利が発生し、それぞれの通貨の短期金利に応じて日毎変動します。 したがって、ポジションメイクする当初の期待していたスワップ金利が享受されないリスクもあります。


流動性リスク
取引需要が少ない通貨や通貨ペアは、主要国の通貨変動にリンクすることで為替変動が大きく、また市場環境によってはレートの提示が困難になるリスク。


信用リスク
取引する取扱会社や取扱会社のヘッジ先金融機関が、万が一破綻した場合に証拠金や保有ポジションが保全されないリスク。


カントリー・リスク
取引した通貨ペアの対象通貨国における政変・金融政策・テロなどの不測要因で取引不能となるリスク。


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