
ストップ注文や逆指値注文が成立するときに起こる希望注文レートと実際の成立レート(約定レート)との差をいう。通常では、希望注文レートが出合った(取引された)次のベストレートで執行されるためで、マーケット動向が不安定であったり、急落/急騰など市場状況では、スリッページが大きくなる。
ドル安局面(円高局面)における103.00の売りのストップ注文(ロングポジションであるとき)に対して、実際の約定は102.98であるケースがあります。これは、取引会社のミスや取引システムの不具合によるものではなく、為替取引では「注文レートが出合った(取引があった)次のベストレートで執行」という取引ルールによるものです。