
(1)
為替取引は、異なった国の通貨同士を売買(交換)することで 「ドル円では1ドルを何円で両替(交換)する! ポンド/ドルでは1ポンドを何ドルで両替する!」という取引です。また、その反対取引をすることで為替差益を得ることが可能です。
(2)
為替に注目することで、新聞を経済面から読み始めるようになったり、政治や国際情勢に目を向け始めるきっかけにもなります。また、よく「天気は西の空の雲行きで分かる」といわれますが、為替取引をする上でもあらゆるニュースに耳を傾けて為替動向の転機を見極める “勘” も重要です。経済指標などの発表後では、すでにポジションメイク(「ポジション」って何?を参照)をする上で遅いのかもしれないからです。
(3)
為替取引は、買い手と売り手の2者で合意する 「店頭取引」/「相対取引」 ともいわれる代表的な取引です。
(4)
外国為替証拠金取引は、「証拠金」を預託することで、取引金額相当のキャッシュは伴わずに為替取引の差損益で決済する金融商品です。外国為替証拠金取引は、インターネット取引もしくは電話を介して相対で行う取引であり、初めて為替取引を始められる方は、取引会社の約款やパンフレットなどの関係書類を熟読することはもちろんのこと、自身の判断で取引できるように為替取引のメカニズムを習得し、さらにインターネット取引に慣れるために、まず 『デモ取引』で仮想取引を体験することが大切です。
(5)
為替取引は、元本が保証されていないハイリスク・ハイリターンの金融商品であり、余裕資金で外貨建ての資産運用することが望まれます。ポートフォリオの組み込みによる分散投資、外貨資産や貿易決済の為替ヘッジ、各種要因(経済指標・当局の発言など)に敏速な判断で積極的に資産運用する取引でもあります。
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いろんな目的・理由や興味で為替取引を始めるかと思いますが、資産(お金)の運用をする取引であることを忘れずに!