円高を示す為替のチャート(グラフ)?


右図のチャートを見ながら 「円高?でもチャートを見ると円は115円から100円へ向かって下がっているよ!?」と不思議に思うかも知れません。

そこで、アメリカへ旅行したときのことを思い出してください。11月下旬の今、ペットボトル飲料は1ドル103円で買えますが、ゴールデンウイークの頃に 旅行した人は115円を支払わなければなりませんでした。これは、円の価値が相対的に上がったことを示し、115円から103円へと対ドルで「円が強く なった=円高になった」からです。

しかし、アメリカと日本の実態経済を考えると、決して円高になる理由が見当たらないかもしれません。そこで、ドルを主語に言い換えて「ドルは対円でドルが 弱くなった=ドル安になった」といいかえると、アメリカの双子の赤字(財政赤字と経常赤字)を危惧して、「ドルは相対的に値下がりしているんだな!」と視 点を変たことで、チャートの動きからいろんなことが見え始めてきます。


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