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経済統計は、経済や景気の状態を ” 数字 ” で客観的に表します。過去の数字を精査することで、今後の景気動向や先行きを予測するのに役立てます。
各国の経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ = 経済成長率や経済収支、インフレ率など)をデータ・ベース化し、さらに地政学的情報を加味した ” 通貨のValue ” を比較すると、これから展開しようとする為替動向が推測できます。
高い投資効率を求めるためには、長期的には経済成長率が高い国の通貨を保有し、短期的には通貨の需要度とCPIや雇用統計など主要な経済指標発表の予想と実際の数字とのギャップにより持ち高調整します。そこで、ここでは国内の主要経済指標を解説します。


内閣府  http://www.esri.cao.go.jp/index.html
◇ GDP(国内総生産 : 四半期)
国内の経済活動で生み出された付加価値の総計。2・5・8・11月に四半期速報発表。
◇ 景気動向

http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/0610pamph/p04-05.pdf 【PDF】

◇ 景気ウオッチャー調査(月次)
タクシー運転手やコンビニ従業員など現場の声が景気を評価。3カ月前と比較した景気の現状を5段階(「良い」から「悪い」)で調査・回答。
◇ 機械受注統計調査(実績-毎月、見通し-四半期)
280の機械製造業者の受注額を集計。民需・外需・官公需に区別され、半年先の民間企業の設備投資動向を推測。


財務省  http://www.mof.go.jp/siryou.htm
◇ 貿易統計

http://www.customs.go.jp/toukei/info/index.htm

輸出入の量や額を税関に提出された申告を集計。各国の外国貿易との比較を容易にすることで、経済政策や企業の経済活動の資料となる。


総務省  http://www.stat.go.jp/
◇ CPI(消費者物価指数)

http://www.stat.go.jp/data/cpi/4.htm

消費者が購入する商品・サービスの価格の動きを指数値で表す。
◇ 労働力調査

http://www.stat.go.jp/data/roudou/qa.htm

失業者数・失業率など雇用情勢の動向を表す。40,000世帯の15歳以上・10万人を対象に、就業・不就業の状態を調査。景気と連動。
◇ 家計調査

http://www.stat.go.jp/data/kakei/qa.htm

9000世帯の家計をサンプル調査。収入・世帯人員・年齢・職業など世帯の属性による消費動向を比較、国民生活における家計収支の実態を反映。景気動向の重要な要素である個人消費の動向を判断するための重要な資料。


BOJ  http://www.boj.or.jp/theme/research/stat/index.htm
◇ 企業短期経済観測調査(日銀短観)

http://www.boj.or.jp/type/exp/stat/tk/faqtk02.htm

1万社の民間企業を対象に3カ月に1度実施される景気アンケート調査。日本銀行が金融政策を行うにあたっての重要な判断材料の一つで、3・6・9・12月に発表される。


経済産業省  http://www.meti.go.jp/statistics/index.html
◇ 鉱工業生産指数
鉱工業の生産量を指数化。
◇ 商業販売統計
個人の消費動向を示す百貨店・スーパー・コンビニなどの売り上げを集計。


厚生労働省  http://www.mhlw.go.jp/toukei/index.html
◇ 毎月勤労統計調査(月次)

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/gaiyo/r-koyou.html

主要産業の賃金や労働時間、労働者数の動きなどを調査。調査結果は、「景気動向指数」や「月例経済報告」などの景気判断などの基礎資料にもなり、残業時間は景気とも連動。


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