取引時間?


欧米では「サマータイム(夏時間)」を導入しています。アメリカでは、3月第二日曜日から冬期より時間を1時間繰り上げます。そして再び11月第一日曜日には通常の時間へ移行します。日本と米国東部との時差は、冬期では「-14時間」、夏期では「-13時間」です。なお、欧州(英国)との時差は「-9時間」(冬期)、「-8時間」(夏期)です。

そのために取引会社は、月曜日早朝から土曜日早朝まで24時間で取引をする場合に、土曜日の取引終了時間を取引のカウンターパーティに合わせ変更します。

アメリカの指標発表を注目する上で、例えば雇用統計の発表時間は8:30AM(米国東部時間)ですが、日本では時差により日本時間の22:30(冬期)が21:30になります。同じように、スワップ金利の反映も17:00(米国東部時間)であるために、日本時間7:00AM(冬期)が6:00AMになります。

欧米をはじめとする各国は、正月元日とクリスマスは休日となるため、外国為替取引参加者が極端に減少することで、流動性の制約とカウンターパーティの不在により、取引を見合わせて休業する取引会社がほとんどです。

米国は、省エネを図る「エネルギー政策法」(05年8月成立)により、これまで(4月第一日曜日~10月最終日曜日)より一カ月ほど夏時間の期間が長くなりました (2007年変更)。


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